幼少期~小学生の頃の読書は、多くの新鮮な知識を得るとともに、豊かな情緒を育み、これからの人格形成の基礎作りとなるものと考えています。この時期に沢山の本を与えられる恵まれた子ども達と、そうでない子どもとの格差はすでにここに始まってしまいます。
私たちは、拡がりをみせるこの格差社会の現実に“ささやかな抵抗”を試みようとの想いから、しらさぎ子ども図書館―詩の森―を開設しました。多くの子ども達に読書の楽しさを味わってもらい、ちょっと落ち着くことができ、寂しさも紛らわすことのできる、自身の居場所として活用されればと思っています。
若いお母さん達が育児の悩み等を共に語り合いながら、ちょっと息抜きができ、小さなお子さんに絵本等を読み聞かせることが出来るスペースや、ご近所のお年寄りが語り合う場所として「テラスカフェ」を設けました。ときには若いお母さん達に自らの人生経験に基づいた、ちょっとしたアドバイスを頂ければと思っています。そして、学校帰りの子ども達には「おかえり」の一言をかけて頂ければありがたいです。
私たちは、“寄り添い、分かち合う”を合言葉に、子ども図書館、並びに福祉的サポートが必要な方への支援活動を行ってまいります。